毎年フリーペーパー「ママファミ5-6月号」に 掲載、小学生の保護者から好評いただいている「ウチの子の勉強の仕方Q&A」 。EISUグループの小白川巧先生がママからの質問に回答してくださいました。本誌に載りきれなかったQ&Aを3回に分けてご紹介します。
※(カッコ)は質問者の子どもの学年
Q2.国語や算数の文章題が苦手です。読解力をつけるには、本を読む以外でどんな方法がありますか?(小3)
A 読解力は、新学習指導要領の「育成すべき資質・能力の3つの柱」の中でも重要な部分を占めます。ですから今後いろいろな場面で求められる大事な力です。ご家庭でも是非指導していただきたいです。
そもそも読解力とは「読み解く力」です。読んでその内容を正確に理解しないといけません。その「読む」ことが小学生には1つのハードルになっていると思われます。また「読解力」は「伝える力」と「聞き取る力」が連動して養われると考えられます。ですから段階的に育成する必要もあるのです。
まず時間に余裕のある保護者様には「本の読み聞かせ」をお勧めします。読み聞かせた後に「登場人物は何人?」「登場人物は何をしたの?」「登場人物の気持ちは?」…という感じでお子様に問いかけることで「聞き取る力」が向上し、間違いを修正することで聞くポイントを理解し、読解力の向上につながると思われます。
そのような余裕がない保護者様には、少しお子様に負荷がかかりますが、お子様がその日見たTVやYoutubeを活用していただき、「何を見たの?」「登場人物は何人?」「登場人物はどんな人?」「その番組を見ている人は何を期待しているの?」「最後どうなるの?」…など、とにかく細かく問いかけることによって、全くわからない人に説明するためには、何を説明すればよいかが分かってくる(伝える力がついてくる)はずです。根掘り葉掘り聞くとお子様は嫌がるかもしれません(汗)が、大事な力なので、保護者様も頑張りましょう!
次回へ続く