毎年フリーペーパー「ママファミ5-6月号」に 掲載、小学生の保護者から好評いただいている「ウチの子の勉強の仕方Q&A」 。EISUグループの小白川巧先生がママからの質問に回答してくださいました。本誌に載りきれなかったQ&Aを3回に分けてご紹介します。
※(カッコ)は質問者の子どもの学年
Q1. 算数の問題で式を書いて答えも合っているのに、答えの欄に書き忘れるなど、ケアレスミスが多い子にはどんなアドバイスをしたらよいですか ? (小2)
A この質問に長年色々考え、あの手この手と試行錯誤しましたが、ついこの間結論が出ました。結論は「アドバスはできない。自分で気づくしかない。」というものです。今春、私が小学部で1~6年生まで指導し、その後も中学部と高校部に通学してくれた生徒がなんと東京大学に推薦で合格しました。
その子から、改めてこれまでどうやって勉強したかを聞く機会がありました。その際、「小学生からケアレスミスが減らない弱点を持っていて改善できなかったけれど、科学の甲子園や物理チャレンジに参加し、実験(何時間どころか何日もかかるものもある)でデータをとる際、1つのミスでもう一度莫大な作業時間をやり直すことになり、初めてミスは許されるものではなく、ミスがないか徹底的に確認してから完成だという学びを得た。これのおかげでテストでも徹底的に確認するようになった」という話がありました。
以前から「入試が近づいてきて、本人が困らないとなかなか直らないものですよ…。だから中学入試を利用して学習させてみてはいかがでしょうか?」と面談や保護者会でお伝えしていました。これからは、「本人が痛い目に合わないと変わりません」と強く発して行きたいと思っています(笑)。
次回へ続く