大切な予防接種 忘れていませんか ? ~えのきこどもクリニック~

コロナ禍でも乳児から2歳までに受けるワクチンは原則、接種時期をずらせません。スケジュールに従いましょう。3歳以降のワクチンは、ある程度接種時期に幅はありますが、公費で受けられる期間などを確認の上、接種予定を立てましょう。

日本脳炎ワクチンは4回受ける予防接種です。9歳以上で4回受けていない場合
◆平成19年4月2日から平成21年10月1日生まれ
◆平成7年4月2日から平成19年4月1日生まれ
の方は、現在、特例で公費で接種が受けられます。
早速母子手帳を確認しましょう。

接種を忘れがちな9歳以降の予防接種には日本脳炎ワクチンの他
◆2種混合(DT)ワクチン(11歳~13歳未満)
◆子宮頸がん予防のためのHPVワクチン(小学校6年生から高校1年生)※注意:年齢ではなく学年で接種
などがあり、いずれも自治体から郵便でお知らせが届きます。

お知らせが届いたら、
①すぐに予約する
②冷蔵庫など目立つところに貼る
③母子手帳、おくすり手帳、ママの手帳、家計簿などに挟む
④こどもファイル(学校からのお便りなど)に綴じて付箋。
さて、皆さんはどうされますか?

人間はどうしても忘れる生き物です。
小児科を受診する際は、大きくなっても母子手帳を常にご持参ください。当院では受付で接種状況を確認し、お声がけするようにしています。
進学・就職の際には、予防接種歴や抗体検査が必要な場合もあります。母子手帳の予防接種の欄を完璧に仕上げて、小児科を卒業! 一緒に進学・就職をお祝いしたいと思っています。

最後に、年齢などの条件をクリアすれば、大人の風疹抗体検査も公費で受けられます。以前、風疹抗体検査にいらしたパパに、受診率を上げるにはどうしたら良いか聞いたところ、ずばり「休みがとりやすいこと!」とのご意見でした。予防接種や健診は「不要不急」ではない、とても大切なことなのだという認識が当たり前の社会をつくっていきたいものです。

 

えのきこどもクリニック
 副院長 榎 真美子
秋田市八橋田五郎2-13-18
電話 018-866-0505http://www.enokiclinic.net/

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