塾講師に聞く! 小学生・中学生の勉強の仕方

フリーペーパー「ママファミ5月〜6月号」で掲載した「ウチの子の勉強の仕方Q & A」。
EISUグループの塾講師、小白川巧先生に子どもの学習で不安なところや悩みをぶつけるコーナーにて掲載しきれなかった記事をご紹介します。

ママファミ5月〜6月号で掲載した記事

 

Q.
プログラミングと英語は、家庭学習が必要ですか?
4年になってからで大丈夫でしょうか?(小3)

A.
まず必要かどうかでいうと、「学校の授業についていく」ことが目標であれば、両方とも特に必要はないと思います。

もっと言うと家庭学習として「自主学習はしにくい」と思います。

小3の英語は「聞くこと」「話すこと(やり取り・発表)」を中心に、外国語に慣れ親しませ、学習への動機付けを高めることが目標です。
プログラミングも小学校で学ぶのは「プログラミング」ではなく「プログラミング思考」です。

家庭学習で学習したり復習したりするものがそもそもありません。
ですから、とにかく楽しんで学校の授業に参加していればOKだと思います。

ここからは蛇足というか時期尚早な話かもしれませんが、最近は中1で英検3級どころか2級・準1級を取得している子もめずらしくなくなってきました。

またプログラミングも「情報Ⅰ」として大学入学共通テストの必修科目となりました。大学入試を考え、小学校の学習だけでなく、英検対策や英会話教室・プログラミング教室など学校外の指導で早めに準備をしているお子様はたくさんいるため、中学校に入学した段階での学力格差が広がってきていると思います。

お子様に興味関心があるようであれば、英語もプログラミングも学校の先取りでどんどん学ぶのは良いことだと私は思います。

 

 

番外編
ウチの子の勉強の仕方Q & A
〜 中学生編 〜

Q.
高校受験に向けて塾に通うことを考えてはいますが、部活を引退しないとままならず親の方が焦っています。志望校もまだちゃんと決まっていません。難しくて私が勉強を見てあげられるわけもなく…。親として何をどう導いてあげればよいですか?

A.
秋田の子は部活率が高いので、秋田市内であれば部活と塾が両立できる塾が沢山あると思います。

本人に通塾の意思があるのであれば、早めに通塾した方が良いと思います。と、言いますのも、早く始めた方が、学力が上がるのはもちろん、新しい環境に馴染むまでには、意外と時間がかかるものです。部活を引退した瞬間、受験勉強のスタートダッシュをするためにも、講師とも学友とも顔見知りになり、気心が知れる関係を作っていた方が良いと思います。ですからまずは通塾を後押ししてあげるのも良いと思います。

どうしても塾には通えない環境の場合は、まだ部活が本格化してない今のうちに志望校だけでもある程度お子様と決めてみませんか。

小学生の質問のところでも書きましたが、将来の夢や目標を決めることはかなり有効です。

なかなか部活が休みでゆっくりできる日はないかもしれませんが、一度、家族会議でじっくり将来について話し合うのも良いと思います。

どういう職業に就きたいのか?特になければ逆にどういう職業には就きたくないのか?などから始めて、大学・高校と繋げて行けたら良いと思います。

 

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