日本語と英語を駆使する「JEコミュニケーション」や「高校生との勉強会」など、中等部独自の学習方法について、学校祭の模様と合わせてご紹介します。
中等部独自の教科JEコミュニケーション
中等部では、日本語や英語を使いコミュニケーションを行う方法について学ぶ独自の教科「JEコミュニケーション」を全学年において週1回実施しています。この教科では、目的に応じた多様な表現活動を通して、日本語・英語双方での実践的なコミュニケーション能力を身に付けることを目的としています。
2年生の今年のテーマは〈プレゼンテーション〉。発声・身振り・分かりやすい表現などに気を付けながら、「秋田のよさをALTに伝える」「小学6年生に向け中等部のよさを伝える」などを主題に、前学期はグループ毎にプレゼンを行いました。後学期は同じ内容を英語でプレゼンする予定になっています。
3年生のテーマは〈インタビュー記事を書こう〉。まずは秋田魁新報の記者から、新聞記事の構成の仕方、レイアウトの工夫、インタビューの方法などを学習。自分たちで取材対象を決め、実際にインタビューをして記事を作成するという年間計画が立てられています。
南高生との勉強会
5月、第1回定期考査を前に、質問がある中等部生に対して南高生が勉強の補助をしてくれる「中・高勉強会」が放課後に実施されました。この勉強会は、高校生徒会執行部が中心となり、教員志望の高校1、2年生をボランティア講師として募集。中等部では学習委員会が参加を呼び掛け、2日間で高校生47名、中等部生117名が共に勉強に励みました。参加した中等部生からは「苦手な教科を高校生に聞くことができ、他教科よりも時間をかけて取り組めた」という声が聞かれました。この勉強会は今年度内にもう2回実施される予定です。
コロナ禍での開催「秋南祭 霽月(せいげつ)」
7月2日・3日の両日、秋田南高校と中等部合同の学校祭「秋南祭 霽月」が開催されました。昨年に続きコロナ禍での開催となりましたが、各教室へのリモート配信も含め、オンラインを駆使した新しい生活様式の中での学校祭の楽しみ方が随所に工夫されていました。タイトルの「霽月」は、雨が上がった後の月という意味で、曇りがなくさっぱりとした心境を表現しています。「学校祭を無事に開催できる喜び」を込め、生徒たちの気持ちを集約したテーマだそうです。
「秋南祭 霽月」の思い出
南高中等部に興味を持ったら…