小学校での勉強と生活         

ママファミ編集部が聞く
先生そこのところどうなのですか?
「小学校での勉強と生活」

2020年度からの「プログラミング教育必修化」
「5年生からの英語教科化」を前に、本年度は移行期間の授業が行われています。小学生のママならもうご存知ですよね。
では、具体的にどんな授業が行われているのでしょう?秋田市教育委員会の担当の先生方にお聞きしました。

 

Q1高学年の外国語活動では、どんな授業が行われているのですか?

外国語活動は、実際のコミュニケーションに生かす力を身に付けるとともに、中学校の英語の授業によりスムーズに接続することをねらいとしています。授業では、聞くことや話すことなど、音声を中心としたコミュニケーション活動に加え、アルファベットを発音したり書いたりして、文字に親しむ活動も行われています。  現在、秋田市では、小学校高学年で年間50時間の外国語活動を実施しています。2020年度からは、年間で70時間の外国語科の授業が行われることになっています。

Q2授業を受け持つのは担任の先生ですか?

秋田市では、高学年の外国語活動の授業を、担任の先生とALT(外国語指導助手)のTT(チームティーチング)で行っています。子どもたちのことをよく知っている担任の先生と、ネイティブスピーカーであるALTが協力して、子どもたちが興味や関心を持ち、やってみたいと思うような活動になるよう授業づくりを工夫しています。  また、子どもたちは、外国語活動の授業のほか、行事や給食の時間など、学校生活のさまざまな場面でALTとふれ合い、英語を使ったコミュニケーションの楽しさを味わっています。

Q3小学校でプログラミングを行う目的を教えてください。また、どんな授業が行われるのですか?

プログラミング教育の目的の一つは、これからの社会で必要となる論理的な思考力や問題解決能力を育成することです。  授業では、例えば、算数の「正多角形の学習」で図形を描くプログラムを作成することを通して正多角形の性質をより深く理解する学習や、総合的な学習の時間で、簡単なプログラミングの体験を通して、プログラムのよさに気付く学習、プログラムによって動作するコンピュータが社会でどのように活用されているかについて学習する活動などの授業が考えられます。

Q4読解力を伸ばすために、家庭でどんなことができますか?

まずは、本に親しむ環境づくりが大切です。子どもがさまざまな本にふれる機会をたくさんつくってあげましょう。一緒に、本の挿絵や写真を見ながら会話をしたり、読み終わったあとに、「どんなことが書いてあったの?」「どんなことを感じたかな?」と聞いたりするのもよいですね。また、普段から家族と一緒に身の回りで起きていることやニュース、学校での出来事などについて、たくさん会話することも大切なことですね。

Q5家での勉強は宿題だけで大丈夫ですか?

秋田市の学校では、宿題のほか、家庭で学習する習慣の定着を図ることを目的に、家庭学習を勧めています。取り組む内容については、子どもが自分で選んだり、先生のアドバイスで決めたりしています。先生は、家庭学習ノートにコメントを書いて励ましたり、よく取り組んでいる友達のノートをクラスで紹介したりするなど、子どもたちのやる気アップを応援しているので、機会があったらお子さんのノートをのぞいてみてください。また、親子で一緒にやってみたり、やり方をアドバイスしたりしてあげてくださいね。そして、子どもが家庭学習を頑張ったときは、たくさんほめてあげてください。

未就学児のママからの質問

Q6小学校入学までにできていた方がよいことは何ですか?

着替えやトイレなど、身の回りのことはできるだけ自分でできるようにしておくと子ども自身が安心して学校生活を送ることができます。子どもが一人でできた時には、「ちゃんとできたね」「じょうずだね」とたくさんほめてあげてください。自信に結び付きますよ。  また、自分の意思を相手にきちんと伝えられるようにしておくことも大切です。例えば、人から何かしてもらった時は素直に「ありがとう」と言えることや、困った時に「手伝ってほしい」と周囲に助けを求めることなどです。ご家庭での会話の中でも、お子さんが自分の意思を言葉で伝えることができるように、促してみてはいかがでしょうか。  以前、「授業中ずっと座っていられるか心配です」という親御さんの声を聞いたことがあります。幼稚園や保育所との違いからの不安や心配だと思いますが、小学校の授業は、45分間ずっと座って先生の話を聞いているわけではありません。自分の考えを体を使って表現したり、具体物を使って確かめたりと、どの子も楽しく学習できるよう工夫をしています。どうぞご安心ください。

 

ママファミでは「小学校の先生に聞いてみたいこと」を募集しています。学校の先生に直接は聞きにくいこと、お寄せくださいね。

 

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