気になる『むし歯、歯磨き』について聞いてみよう!
気になる歯医者選びのポイントについて、将軍野歯科診療所の三野賀子 院長に聞きました。
歯科と小児歯科はどこが違うのですか?
小児歯科は、乳歯が永久歯へと代わる成長著しい時期を専門にしています。乳歯は歯を守るエナメル質が薄くとても弱い歯です。その乳歯 がむし歯になった場合「どうせ 永久歯が生えてくるまでの繋ぎだ」 と、軽く考えていませんか? お口の中がむし歯だらけだと、生えてきた永久歯もすぐにむし歯になってしまうかも知れません。また、乳歯は永久歯が綺麗に生えてくる ための道標ともなるので、むし歯だからと気軽に抜いてしまって良いものでもありません(抜かなければならない場合もあります)。その辺を注意深く診療するのが小児歯科です。
子どもが歯医者キライで困ります。よい方法はありますか?
小児歯科では、技術的なことだけでなくメンタル面のフォローも行っています。痛みや怖さといった負のイメージがあればその対策をしなければなりません。痛みの少ない治療、怖がられず信頼してもらえるように、楽しく来院してもらえる医院を目指している小児歯科も数多くあります。
また、むし歯をつくらないように定期健診に通ううち、歯科に慣れるという方法もありますね。当院では、診療前はとても泣いてい たのに診療後は笑顔で「バイバイ」 してくれる子がたくさんいますし、子どもが定期検診を毎回楽しみにしている、と教えてくれたお母さんもいます。治療のためだけではなく、予防のためにもっと歯科医院を活用してほしいですね。
始終おやつを食べていると、むし歯になりますか?
「食事は規則正しく」というのはよく言われていますが、身体だけではなく、歯にとってもそれは大事なことです。
食事やおやつをとると、お口の中は数分で酸性になり、歯の表面のミネラル成分が溶かされ始めます(脱灰)。ですが、40分ほど時間 が経つと、だ液の働きによりお口の中が中性に戻り、溶かされた歯の成分が元に戻されます(再石灰化)。この再石灰化の時間を長く保つことと、脱灰の時間を短くすることが、むし歯予防では大切です。お菓子などを始終食べていると、お口の中が常に酸性になり、むし歯になりやすくなります。ちょこちょこと間食をせず時間を決め、歯が再石灰化する時間を確保しましょう。
歯科・小児歯科
将軍野歯科診療所
秋田市将軍野南1-10-52
TEL:018-845-0863