親子で読みたい1冊

大人も子どももドキドキ・わくわく♡
読み聞かせにぴったりの絵本をご紹介します。
        
個性豊かな恐竜の子どもたちが繰り広げる絵本シリーズ、「ダイナソーキッズ きもちのえほん」。第一弾は2冊同時に新発売。今回はピンク色のパフの登場です!
 
 
お子さんは「恐竜」、好きですか? 「恐い竜」と書くものの、世界累計1000万部の「ぴよちゃんのえほん」の作者・いりやまさとしさんが描く恐竜は、ふわふわパステルタッチで優しい色あい。ちっとも怖くありませんよ。主人公の恐竜の子どもたちになりきって、読者がいろんな「きもち」を自分のことのように体験する「ダイナソーキッズ きもちのえほん」を新発売しました。
 
まず最初に登場するのは、ピンクの恐竜・パラサウロロフスのパフです。
パフは大好きな木の実を探しているうちに、群れからはぐれて迷子になってしまいます。
▲群れからはぐれた迷子の恐竜、パラサウロロフスのパフ。きょろきょろ…。
 
空に向かって、大きな声を出してないてみますが、大きなトンボが飛び立っただけでした。
ひとりぼっちのパフは急にさみしくなりました。ところが、同じくらいの年頃の子ども、パキケファロサウルスのパキがやってきて「いっしょに あそぼうよ!」と誘ってくれ、遊んでいるときは楽しくて、さみしさを忘れていました。
 
でも、パキだけお母さんが迎えにきて、帰っていきます。
夕暮れどき、一人残されるパフ。さみしくて悲しくて一生懸命なきごえをあげました。
その声が草原にひびきわたります。
▲一人残されるパフ。遊ぶ前より
ずっとさみしさを感じるのはなぜでしょう?
 
▲パフは思いっきり空に向かって、なきごえをあげました。
パフはまたお母さんに会えるのでしょうか?
 
悲しい→楽しい→さみしい→うれしい…いろんな気持ちを感じる絵本です。
▲揺れ動くパフの気持ちを一緒に感じてくださいね。
 
昨今、子ども時代に育みたい重要な能力として注目されている「非認知能力」(※向上心、共感力、コミュニケーション能力、忍耐力、思いやりなど、数値で測ることのできない人間的な力)を高めるための工夫が施されています。
その一つが巻末の「おうちの方へ」です。幼児期の言葉の発達が専門の國學院大學吉永安里教授の監修のもと、読後に絵本の理解を深めるための問いかけ例を掲載しています。親子の会話を通じて、お子さまにいろんな気づきを与えます。そして、さらに、その問いかけの回答例として実際に子どもたちが答えた言葉を、「ダイナソーキッズ公式サイト」に掲載しています。「どんな答えも正解、花丸」です。吉永先生のメッセージも必見です。

                   

▲公式サイトに掲載された子どもたちの回答例。いろいろなリアクションが楽しいです。ぜひご覧ください。

 
さて、子育て中のパパママたちも、わが子が迷子になりそうになった経験があるのではないでしょうか? 親の視点からも子どもの視点からも感情移入しやすいお話だと思います。ぜひパフの気持ちに寄り添いながら、気持ちの変化を感じつつ、読んでいただきたい一冊です!
 
★ダイナソーキッズ公式サイト
★公式サイトには動画もあります。動くかわいいパフをぜひご覧ください♪
 
DATA
『まいごになってさみしいパフ』
●作絵 いりやま さとし
●対象 3歳~小学校低学年
●定価 1,430円(税込)
●発行 Gakken
 
★この絵本を1名様にプレゼントします。
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