【女の子の保護者は必見!】子宮頸がんワクチンと子どもの婦人科受診の重要性

4月に開院、産科・婦人科・内科「ゆうきクリニック」の下田勇輝先生に、子宮頸がんワクチンや月経などについてお聞きました。

子宮頸がんワクチンについて、接種を悩まれている保護者が多いと思います。

過去に、子宮頸がんワクチン接種後の神経症状などが報道されましたが、その後の検証によりワクチンとの関連は否定されており、その安全性の高さも確認されています。このワクチンは筋肉注射のため、接種時の痛みや腫れ、時に頭痛、発熱などが主な副反応です。稀ではありますが、注射時の緊張や痛みなどのストレス関連反応で気分不調や失神を起こすことがあります。これはどの予防接種でも起こり得る症状です。

なお、日本では、子宮頸がんワクチン、帯状疱疹ワクチン、コロナワクチンなどが筋肉注射で行われていますが、世界的には多くのワクチン(インフルエンザなども)が筋肉注射で行われています。

子宮頸がんワクチンは小学校6年生から高校1年生までは自己負担なしで接種できますので、保留せずに前向きに考えることをおすすめします。


ワクチン接種は小児科でも可能ですが、婦人科での接種も考えてみてください。

婦人科への受診は、中高生にとってはハードルが高いと想像します。
初めての産婦人科をワクチン接種の名目で保護者と一緒に受診することで、将来的にも受診しやすい環境を作ってあげられるのではないかと思っています。

月経不調も婦人科で相談できると将来のリスクが減ると思います。
月経不順が3ヶ月以上続く場合は受診をおすすめします。
また、思春期の月経状況は自分で把握しきれないこともあるので、保護者のサポートをお願いしたいところです。
婦人科受診で一番不安に思われている「内診」についてですが、最初に相談に来られてすぐに内診になるケースはほとんどありません。
本人と保護者へのきちんとした説明もなしに内診を促すことはありませんので、ご安心ください。

月経時の不調や月経前のイライラやなんとなくの体調不良もホルモンバランスの乱れが原因なことがあります。

当院では、女性の体の総合的なケアも可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

子宮頸がんワクチンについての詳細は以下を参照ください。
https://yukiclinic.jp/doctor/547

 

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