「ケアベースにのに」、4月に秋田市牛島西へオープン

「ケアベースにのに」、4月に秋田市牛島西へオープン

重症心身障がい児者と言われる重い障がいを持った方向けのデイサービス「にのに」。特別支援学校小学部から高等部は「放課後等デイサービス」、卒業後は「生活介護」サービスとして利用ができ、医療的ケアが必要な方も利用ができます。

2023年4月、秋田市御野場から牛島西へ移転オープン。
移転後は「ケアベースにのに」として、未就学児向け児童発達支援事業とショートステイ事業も始めます。

建築中の「ケアベースにのに」

「特定非営利活動法人にこっと秋田」の理事長、看護師でもある八代美千子さんは、前職では秋田県立医療療育センターに勤務し、約20年間医療的ケアが必要な方とその家族に接してきました。
まだまだ秋田県内では「子どもの面倒を親がみるのが当たり前」といった意識があり、親が仕事を辞めて自宅でケアするケースがほどんどでした。
職場などとのつながりがなくなり、悩みを抱え込んでしまう家族もいたそうです。

さまざまな支援の場ができてきているとはいえ、医療的ケアができるデイサービスは十分とはいえませんでした。そこで、「無ければつくろう!」と、2018年10月「にのに」を立ち上げました。

4月の竣工式で披露するためにつくったオリジナル曲「にのにの歌」に、初めてハンドベル演奏をつけた練習日、取材におじゃましました。
みなさん、穏やかで楽しそうな表情を浮かべてスタッフさんと一緒に演奏。
練習が終わると室内は笑顔と拍手に包まれました。

クッキングやボウリング、工作、YouTube配信などさまざまな活動を行い、地域との交流も積極的に行っています。
Facebook、インスタグラムでは日常の様子を紹介していますよ。
見学や利用相談も受け付けています。