ママファミ編集部が聞く先生、そこのところどうなのですか?「小学生の勉強と生活」

新型コロナウイルス感染予防の観点から、様々な変化が求められた今年度。小学生の勉強と生活にも影響がありましたよね。更に新年度からは1人に1台ずつタブレットが用意され、様々な場面での活用が可能となります。変わりつつある学校生活について、秋田市教育委員会の先生方にお聞きしました。

 

Q1 4月から1人に1台ずつタブレットが用意されると聞きました。学校での学習はどのように変わりますか?

A 学校では、インターネットを利用して調べ学習をしたり、植物の観察や運動の様子を撮影したりと、これまでも様々な学習でタブレットを活用しています。春からは、小・中学校で1人ひとりにタブレットが配布されるので、資料の検索やドリル学習など、これまで以上に活用する場面が増えていきます。また、子どもたちが安全に利用することができるように、インターネットの正しい使い方やマナーなどについても学習していきます。

Q2 学校では、どのようなコロナ対策をしているのですか?

A 学校では、各家庭にマスクの着用や検温の協力をお願いしています。学校はたくさんの人が一緒に生活しているため、教室では隣の人と席を離したり、給食の時間も向かい合わず話をしないで食べたりと、感染防止に努めています。こまめな換気にも気を付けています。また、子どもたちが帰った後には、毎日、ドアや階段の手すりなどみんながよく触れる場所の消毒もしています。安心して学校生活を送ることができるように、これからも様々な対策を続けていきます。

Q3 時計を読む勉強が苦手です。分かりやすく教えるコツはありますか?

A 最近は、スマートフォンやデジタル時計を使うことも多く、家にアナログ時計がないご家庭も増えているようです。長針と短針を見て時刻を読むことに慣れるためには、日常のちょっとした場面で、アナログ時計にふれさせることが大切です。少し意識してみると、街中の身近なところにたくさんのアナログ時計があります。見かけたときには「今は○時○分だね」「○分たつと○時だね」などと声かけをして、アナログ時計に親しませるようにしてあげてください。普段の生活場面を上手に使うと、学校での勉強がより理解できるようになりますよ。

Q4 我が子が給食を楽しみにしています。今年はどんなメニューが出ますか?

A 昨年は東京オリンピック・パラリンピックが開催される予定であったので、子どもたちに世界の国々や食文化に興味を持ってもらえるように、各国の名物料理を給食のメニューに取り入れました。これまでに、イギリスのハッシュドビーフやタイのガパオライス、ロシアのボルシチなどもメニューになっていて、子どもたちも、次にどんな料理が出てくるのかとても楽しみにしています。今年の夏に延期されたオリンピック・パラリンピックに合わせ、これからもまだまだ登場することになっています。このほか、毎年11月には、ふるさと秋田の食材を使った「まるごと秋田を食べよう給食」も行っていますよ。

Q5 娘が引っ込み思案なところがあり、小学校でうまくやっていけるか不安です。

A 「なかなか友だちの輪の中に入っていけない」といった姿は、見方を変えると「慎重に取り組むことができる」という長所とも言えますよね。他の子と同じようにしなければと焦らずに、まずはお子さんのありのままの姿を受けとめてあげてください。そして、「一緒にやってみようか」「上手にできたね」など、励ましたり認めたりするような声かけをしてあげましょう。たくさん褒められると、子どもは自分に自信が持てるようになり、人との関わりが増えたり行動の範囲が広がったりしていきますよ。

 

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