乳幼児の『視力障害』について聞いて…

特集

乳幼児の『視力障害』について聞いてみよう!

赤ちゃんは仮に見えなくても「見えない」とは言えませんね。では、どのように確認したら良いのでしょうか? 乳幼児の『視力障害』についてお答えくださるのは
千秋ひろこうじ眼科医院
薫 凱男(いさむ よしお)先生

生まれたての赤ちゃんの眼は見えているの?

生まれたばかりの赤ちゃんの眼は、まだ完成品ではありません。したがってママのおっぱいや哺乳瓶を見せても反応しないことがあります。赤ちゃんの眼球そのものは、生まれてくるまでにお母さんのお腹の中である程度完成しているのですが、眼でとらえた光を頭の中で光と感じるまで、神経の経路は2~3歳までの間に形成されます。この間に正常な神経の発達を邪魔するようなものがあると、眼の神経は成長を止め、それ以上見えなくなってしまいます。また、眼そのものが冒される病気になってしまった場合も同様です。

視力低下の原因は何ですか?

視力低下の最も多い事例は、片方の眼だけが強い遠視だった場合です。片眼だけ遠視が強いと、もう片方の眼に焦点があった時点でピントを合わせてしまうため、いつまでたってもピンぼけの像しか網膜に合わせることができず、そのまま神経が固まってしまいます。このため、早く見つけてメガネをかけることが必要となります。そのほか、強度の近視や乱視がある場合、斜視で片方の眼だけが常時視線がずれている場合、さらに何らかの原因で一定時間、眼をふさいでしまった場合も弱視になる危険性があります。一方、7~8歳には近視が増えており、原因はテレビゲームなど、近くばかり見ているのが原因と考えられています。 ※10歳児までは訓練や処置で視力が回復する可能性が高いので、異常が見られた場合はなるべく早く眼科に受診されることをお勧めします。

子どもの「見えない」サインをキャッチするには?

①光や動くものを追視しない
通常、生後4週くらいで光を注視し、追従するようになります。これができない場合、両眼の視力低下を疑う必要があります。
②視線がずれている、定まらない
眼がぐらぐら動いている(眼振)、片目の視線がいつもずれている(斜視)などの場合も、その眼の視力低下を疑います。
③外見がおかしい
角膜(黒点)が濁っている(角膜変性や高眼圧など)、角膜が大きい(牛眼など)などの異常所見は視力障害を強く示唆します。
④片目の視力低下の場合、遮蔽すると手で払いのけようとする
ある程度発達した幼児に、視力の悪いほうの眼を手でさえぎっても特に反応を示しませんが、良い方の眼をさえぎると、自分の手で払いのけようとするか、首を動かしてそれを避けようとします。左右で反応にこのような差がある場合、まずは片目の視力低下を疑います。

医療法人社団秋峰会
千秋ひろこうじ眼科医院
秋田市中通1-3-5 秋田キャッスルホテル2F
TEL:018-832-7757

 

※情報は掲載時のものです。詳細はご確認ください。
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