探訪!vol.18 将来に向けて、小学生から求められること

探訪

「秋田型授業」について

昭和49年に実施された全国学習状況調査で下位だった秋田県が、平成19年からはランキングトップの常連になりました。その根底には、教師の授業力の高さはもちろん、ドリル学習をやめて家庭学習を改善したことや、早寝早起き・朝ご飯の習慣化などが要因として挙げられています。中でも、「話し合いを通じて、考えを深め広げる力」、「授業で学んだことを他の学習に活かす力」が特に好成績に繋がっていると言われています。また、全国一少子化が進む秋田では、学校・家庭・地域が一体となり、子どもの教育に取り組んでいることも評価されています。

 

自分から問いを発する力

更に「秋田の探究型授業」では、①学習の見通しをもつ ②自分の考えをもつ ③集団で話し合う、といったプロセスを踏み〈自分から問いを発する力〉を育てています。これは「自分で仕事を見つけられる大人になってほしい」というキャリア教育にも結び付く学習です。中等部でも「興味をもった数学・理科に関する課題について解決の方法を探りながら研究をする〈クリエイティブサイエンス〉」、「日本語と英語を使い表現力を高める〈JEコミュニケーション〉」などの授業で、教科の横断的な学びも含め、探究する力を育てているところです。

鐙 基倫 教頭

小学生から求められること

高校受験がない本校では、中1から「どの大学で何を学ぶのか」目標をもたせています。また他の市町村立中学でも、現中1生から公立高校入試に新制度が導入され、1~3年までの評価が重視されるようになるため、新しい学習に対応できる力を更に求めるようになってきました。そんな中、小学生から求められることは次の3つに大きく分けられます。

1 なぜだろう? と考える力。知りたい、学びたい「学習意欲」
2 キャリア教育などを基に「将来の目標・夢」をもつ
3 自分の適性も踏まえた「自己有用感」の醸成

中でも家庭で特に心がけてほしいのは「自己有用感」の醸成です。例えば家庭学習は、日課として「やらされている」のではなく、がんばったことをまずは認めてあげましょう。また、食器の片付けをしてくれたら「手伝ってくれてありがとう」と親も感謝の気持ちを子に伝えることなどを心がけてみてください。褒められ感謝された経験から、子どもは「自分を誇りに思うこと」を身に付け、学力や生きる力の向上に役立たせていくことでしょう。

心をひとつに♪中等部合唱部

11月12日、中等部アリーナにて保護者を迎え、学年毎の合唱祭が行われました。順位を競うコンクールではなく、クラスの一員として責任を持ち、互いの努力を認め合う心の育成を目指した催しです。「日頃お世話になっている保護者に聴かせたい」と堂々と歌いあげる生徒たち。保護者の大きな拍手が生徒の力になった模様です。

3年 木村高子さん

 夏からマスクをしたままクラス練習を積んできました。自分たちで選んだ曲は曲調の変化が難しかったけど、本番ではよくできて満足しています。高校の文化祭ではもっとハモりのある曲にチャレンジしてみたいです。

中等部3年生が制作しました!

3年生が、中等部ホームページ上で自校を分かりやすく紹介するために制作した作品です。

中等部生おすすめの一冊

『君たちはどう生きるか』 吉野源三郎 著
中学生の「コペル君」が成長していく様子を描いた物語。コペル君は知り合いの叔父さんから様々な助言を受け、「立派な人間」になるために学んでいきます。私は特に「自分の生き方を決定できるのは、自分だけだ」という言葉に共感しました。私も似た経験をしたことがあり、自分の考えと比較して、「こんな考え方もあるのか」と気付くことができたからです。

1年 鈴木柚葉さん

『犬と私の十の約束』 川口晴 著
主人公の少女は12歳で母を亡くし父と2人暮らし。母は生前、犬を飼いたがっていた少女と10の約束をかわしていました。ある日、少女は家に迷い込んだ子犬を、父から「約束を守るなら」と許しをもらい飼うことになり…。私は動物が苦手ですが人間と同じように動物にも喜怒哀楽があることを知り、興味を持ちました。親子や友達と接する上で大切なことを学べる本です。

3年 工藤愛華さん

 

秋田県立秋田南高等学校中等部
秋田市仁井田緑町4-1   TEL 018-833-7431
※情報は掲載時のものです。詳細はご確認ください。
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